入れ歯
入れ歯(義歯)治療とはどういうものか
入れ歯・義歯治療は歯を失ったときの選択肢の一つです。
入れ歯には種類がいくつかありますが口内にフィットし、痛みや違和感がなく、しっかりと噛むことができ、見た目にも美しく長持ちするものが良いとされています。
入れ歯の種類
部分入れ歯
「部分入れ歯」とは口内に歯が一本でも残っているときに用いる入れ歯のことをいいます。
素材は主に樹脂か金属(コバルトクロム、チタン、プラチナなど)で、それぞれ特徴があり、口内や顎の状態によって最適なものは違ってきます。
部分的に歯がない状態を放置していると口内の他の部分にも影響を及ぼしてしまうことがあるので早い対処が必要とされます。
総入れ歯
歯が全て失われているときに用いる入れ歯を「総入れ歯」といいます。
歯が失われていると食事や発声・発音はもちろん表情をつくることなどにも障害が生じます。
日常生活に支障を来たす状態ですのでこちらも早い対処が必要とされます。
良い入れ歯をつくる条件
- しっかりとフィットしている
- 上下、左右の噛み合わせのバランスがよい
- 長時間入れていても違和感がない
- 見た目が美しい
クリニックを訪れる際には以上のような入れ歯をつくってもらうべきです。
当院で可能な入れ歯治療(義歯作成)
当院では丁寧なカウンセリングを行い、患者様ひとりひとりに合わせた入れ歯を提供いたします。
入れ歯には保険適用のものと自由診療のものがあり、それぞれに特徴があるので、ご自身の状況に合わせて最適なものをお選びください。
保険適用の入れ歯
メリット
- できるあがるまでの時間が短い
- 三割負担で済むため価格を抑えられる
- 修理や調整など出来上がったあとのメンテナンスが容易
デメリット
- 選べる材質が1つ(レジン床)のみ
- 色や形の選択肢が少ない
- 強度が決して高くなく、使用しているうちに割れることがある
- 装着時に違和感を覚えることがある
- 調整しながら使用することになりやすい
- 汚れがつきやすい
自由診療の入れ歯
精密レジン床(非金属)
メリット
- 保険診療の入れ歯と比べて色や形の選択肢が多い
- 保険診療の入れ歯と比べて強度が高く、割れにくい
- 入れ歯自体が薄く、よくフィットする
- 調整の回数が保険と比較して少なくなる
- 他の自由診療の入れ歯の中では価格が抑えられている
デメリット
- 金属を用いた入れ歯よりも強度が低い
- 金属よりは厚みがあるので、装着時に違和感を覚えることがある
- 使用感が低い(食べ物の温冷を感じにくいときがある)
- 汚れがつきやすい
精密金属床:ゴールド
メリット
- 貴金属であるため腐食しにくい
- よくフィットして違和感がない
- 強度が高く、割れにくい
- 使用感が高い(食べ物の温冷がよく伝わる
- 歯科用金属の中では比較的アレルギーを起こしにくい
デメリット
- 調整に時間を要する
- 費用が高い
精密金属床:コバルトクロム
メリット
- 金属床の中では最も価格を抑えることができる
- 耐久性が高く、丈夫で長持ちする
- よくフィットして違和感がない
- 使用感が高い(食べ物の温冷がよく伝わる)
デメリット
- 調整に時間を要する
- 費用が高い
大切な入れ歯選び
入れ歯は長い期間、人によっては一生つきあっていくものです。
そのため自分の身体に合ったものを選ばないと毎日の暮らしを快適に過ごすことができなくなります。
またそのような状態に陥ることで入れ歯(部分入れ歯)を使うことにためらいを覚え、入れ歯を使うこと自体を避けるようになってしまいます。
そうすると歯を失った箇所を放置することになり、隣り合った歯が倒れ込む、全体の噛み合わせが悪くなる、など口内のさらなる不具合が生じる場合があります。
そのような事態を防ぐためにもご自身にとって最適な、よくフィットした入れ歯をつくらなくてはなりません。
入れ歯治療を考えている方、今の入れ歯に違和感を覚えている方、長尾歯科クリニックに是非ご連絡ください。